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TMPを使ってみて

2016年04月15日

去年の春にTMPを買って以来、今まで使ってみての感想です。
(♀アバターの前提で書いています。)


<メッシュボディはやはりすごい>

・継ぎ目の無いスタイルはやはり美しい
・モデリングによる商品毎の個性付けとシェイプの変更によるカスタマイズ性
・Physics(物理)による揺れ (但しメッシュの服のフィッティングと相性悪い)
・メッシュボディの魅力を伝えようとするとアダルトコンテンツになっていくジレンマ


<TMPここがすごい>

・非専用スキンとのマッチングがしやすい
(デフォスキンのトーンの多さと首のマッチングシステム)


<TMPここがダメ>

・店の構造と販売方法

店に飛んだ瞬間は、何か見たことが無い構成でインパクトはあるのだが、UIとしてはダメ。
専用の購入用HUDからら購入するものと、sell boxをクリックして購入するものが混在していて、
買い方が統一されていない。

売り場に並んでいる「ボディスタイル」は、ぶちゃけただのシェイプである。
それが理解できて、且つ買う・買わないの見極めができるまでに時間がかかる。
(まぁ、買う必要はない。)

事前に、メッシュボディの一般的な知識が無いと、混乱する。
ボディはStandardに対するDeluxeのメリットがどの程度のものなのか、判断できず、
StandardからDeluxeへのバージョンアップの仕方も不案内なので、段階的に買おうにも
計画が立てにくい。

私は、授業料だと思って大人買いしてしまったが、そういう客が普通だとは思えない。
店の構造と販売方法が「買う」という意思決定のハードルになっていると思う。
FAQを読めばいいのかもしれないが、英語をナナメ読みしただけでは限界がある。
事前に得られる情報量が少ないのが一番のネックかもしれない。


・HUDとUI

動作がもっさり。重い。
HUDから服を読み込むというプロセスを持つ結果、着替えに長時間を要することになる。
(これは他のメッシュアバターでも同じかな?)

また、HUD上のアイコンで、読み込む服が、何処の店の何なのかがわからない。
着てみないと何かわからないものが結構有る。

かろうじてHUD上のアイコンで服の画像が見えればまだマシで、
ショップ名だけが表示されるアイコンもある。
TMP側でユーザビリティを意識したレギュレーションを作って、わかりやすさを追求して欲しい。

このような仕様と状況なので、読み込んだデータが増えていくと、
何を持っているのか把握しきれなくなる。


・服の選択肢

マーケットプレイスで安価なものを買うと、10年程昔のFreebeeレベルのクォリティーでがっかりさせられることが多い。
クラシックアバターのレイヤーのデータをアプライヤーに入れただけという商品が、乱造されている印象。
こういう商品は、シャツの襟がレイヤー書き込みだったりして、造形が平面的。
ボディのクォリティが上がった分、服のチープさのギャップが大きい。

贔屓のショップが、対応商品を出している場合はラッキー。それなりに楽しめると思う。

しっかり作られたRiggedMeshの服はすばらしいが、TMPだけ非対応という商品は結構多い。
非主流派の悲しさかな。

とはいえ、マーケットプレイスを見ていると、毎日TMP対応商品は増えている。
さほど不満はない。


・靴の選択肢

足のStyleは5種類と豊富。標準で3種類、有償のアドオンが2種類。
(Deluxe版は購入時点で5種類が使用できる。)

但し、商品としての靴はBaraとOuch!の2種類にしか対応していない。
BaraはSlinkのFlatと、Ouch!はSlinkのHighと同等。
Ouchi!を手に入れないと靴は履けないと思ったほうがいい。

Slink版(High)のリグの位置を修正してTMP版(Ouch!)同梱として
リパッケージして販売するパターンが多い印象。

TMPのボディは、他のメッシュアバター(だいたい手足がSlink互換)と比べて膝下が若干短いため、
Slink対応のミュール、ヒール、ウェッジなどは基本的に履けない。
ロングブーツは、足を外せばさほど違和感無く履ける。

一昔前の、プリムシューズは、位置合わせとシェイプの調整で、そこそこ何でも履ける。


・レイヤーの判りにくさと表示不具合

重ね着は制限される/レイヤー数が少ない。

Deluxe版だと、tattoox2、シャツx2、パンツx2が使えるのだが、
シャツまたはパンツを読みこんだ状態で、tattooがまともに読み込めない。
tattooを重ね着することもできない。

つまり、1つでもtattooレイヤーを使うと、複数レイヤーを使うことができなくなる。
シャツとスカートを着けると、ストッキングが表示できないということになる。

マーケットプレイスでも、よくこの点がクレームされている。
これが、TMPが売れない最大の原因だろう、きっと。


・ボディアルファが使い物にならない

メッシュボディ全般に言えるのだが、メッシュボディの肉がメッシュ服に干渉するのと
ボディアルファのカットが実用的ではない(特に腰まわりと腋の下)ため、
クラッシックアバター用のサイズはほとんど着れない。


・ネイルは市場自体が無い

Slinkとの互換性が無いため、TMP専用のアプライアを入手する必要があるが、
公式以外のリリースを見たことが無い。

一方、一昔前のプリムネイル(付け爪)がTMP用と称して販売されている。
位置調整はされているので、一応使いものにはなるが、メッシュボディを買ったのに、
古いアイテムをチョイスするのはテンションが下がる。


まぁ、ダメなとこをたくさん書いていますが、特に買い替えようとも思わないので、
満足度は普通ってところでしょうか。

Posted by Stingray Tokyoska at 23:35│Comments(0)メッシュボディ


 
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